会長の挨拶
会員各位におかれましては一般社団法人関西日中平和友好会の活動に多大なるご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
今年は想定外の新型コロナウィルス発生により、残念ながら様々な行事が中止、延期せざるを得ない状況になり、大イベントであるオリンピック、パラリンピックも来年に延期されました。
当会では、2月には新春祝賀会を企画しておりましたが、直前に中止した後、中国でのコロナ対策を支援するために会員の皆様にご協力頂き、支援寄付金、支援物資のご提供など多数のご協力を頂き、集まった支援物品は駐大阪総領事館様から武漢にお送りいただきました。
その後すぐ、日本でも新型コロナ感染が拡大し、緊急事態宣言が出され、マスクの入手も困難になった4月には中国国際友好聯絡会様から40,000枚のマスクを贈呈して頂きました。マスクが全く手に入らないときに非常に有難く、早速、会員の皆様、関連機関に配布させて頂きました。このような助け合いにより、お互いの絆は今まで以上に強くなったと思います。
現時点でも、新型コロナウィルスの感染は世界中で鎮静化は程遠く、経済活動は大きくダメージを受けています。グローバル化した社会で世界の国々との交流、日本国内での県外移動も制限され、経済活動と感染防止を両立することは難しい状態です。経済が元の状態に戻るにはかなり時間がかかると思いますが、早く収束することを願っております。
安心できる状態になるまで、当会としてもウィズコロナの社会での活動のあり方を模索しつつ、自覚をもって責任ある安全な活動を行っていきたいと考えております。
我々関西日中平和友好会は本来の民間交流、友好往来、新しい時代の構築など日中間の良い雰囲気の元「民を以って官を為す」精神を持続させたいと思っております。
日中両国はアジアや世界の平和と繁栄に大きな責任を持っております。共に新たな世界の構築に力を注ぐべきと考えております。
最後に、日中関係のさらなる発展、皆様のご健勝をお祈り申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
2020年9月
会員の増強と法人会員の獲得
会本来の目的である「日中交流の大きな枠組みの中で民族、世代を超えて相互理解を図るために多様な個性の出会いの場を提供」すること、会員(法人会員含む)の経歴・特技を生かした文化交流・ビジネス(法人会員の紹介)等の情報共有から始め、それがグループとなり、さらには具体的なプロジェクトに成長させるシステムを構築することがボランティア組織には不可欠な要素と考えております。
個人でできる事は小さくても、グループとして取り組むことができれば大きな力になります。ともに参加協力することにより、何らかの実績を作ることが一番重要と考えております。会員個人の達成感の共有が、会の継続発展にとって重要な要素です。
本年の中心課題として法人会員の獲得を目指し、法人にとってもメリット提供できるように体制を準備していく所存でおります。中国の友好団体や在日中国人友好団体に対し法人会員の情報をご紹介し、交流の機会を提供することにより、その中から新しい展開が生まれるものと確信しております。